2026年5月12日、子育てナビゲーター養成コースにて、第1回「ファシリテーション研修」を開催しました。
今回の研修テーマは、「ファシリテーターの役割とコツ」。
子育て支援の現場だけでなく、教育・職場・コミュニティなど、あらゆる場面で必要とされる「対話の場づくり」について学びを深める時間となりました。
なぜ今、ファシリテーションが必要なのか

今回の研修では、まず最初に、「なぜ今、ファシリテーターが必要なのか?」というテーマからスタートしました。
これまでの社会では、
「知っている人が教える」
「正解を持っている人が導く」
という関わり方が主流でした。
しかし今は、価値観も生き方も多様化し、「これが正解」と簡単には言えない時代になっています。
子育てにおいても、
「こう育てるべき」
「こうしなければならない」
という正解を押しつけるのではなく、
「その人にとって何が大切なのか」
「どんな関わり方が合っているのか」
を一緒に整理し、考えていく姿勢が求められるようになってきました。
だからこそ今必要なのが、安心して話せる場をつくる存在です。
今回の研修では、「ファシリテーターは、答えを出す人ではなく、みんなが安心して考え、話し合える場をつくる人」という本質について学んでいきました。
「安心して話せる空気」をつくる人
研修の中で繰り返し伝えられたのは、ファシリテーターとは、単に「話を回す人」ではないということでした。
場を進行するだけなら、司会でもできます。
しかしファシリテーターに必要なの、「この場なら話しても大丈夫」と思える空気をつくること。
そのためには、
- 否定しない
- 急がせない
- 正解を求めすぎない
- 沈黙を怖がらない
- 話していない人にも意識を向ける
といった姿勢がとても大切になります。
特に印象的だったのは、「来てくれた人に興味を持つ」という言葉でした。
その人が興味を持っていることに興味を持つことで、話しやすく安心して話せる雰囲気を作ることができるのです。
ブレイクアウトルームでのアウトプット

講義後は、ブレイクアウトルームに分かれ、
- 今日学んだこと
- 印象に残ったこと
- 実践してみたいこと
について、それぞれアウトプットを行いました。
実際に対話をしてみることで、
「自分の意見を言うのは苦手で話さなきゃと思ってたけど、聴けばいいんだと安心できた」
「人が集まるまでの待機時間にどんなことに気をつければいいんだろう?」
「自分は意見を求められるのが苦手なので、自分も答えやすい質問をするように心がけている」
など、多くの疑問や気づきが生まれていました。
受講生の声から生まれた次回テーマ
今回の研修では、受講生から「アイスブレイクについてもっと知りたい」という声も上がりました。
そこで「次回は、それぞれアイスブレイクを持ち寄って話してみよう!」という話に。
決められたカリキュラムを一方的に進めるのではなく、その場で生まれた声や関心を大切にしながら、学びが発展していく。
まさに「ファシリテーション研修」という名前の通り、受講生自身が参加しながら、一緒に場をつくっていく時間となりました。
日本子育てナビゲーター協会が大切にしていること

日本子育てナビゲーター協会では、知識を教えることだけを目的としていません。
私たちが大切にしているのは、「安心して話せる場」を作っていくことです。
子育て支援でも、講座でも、コミュニティでも、人が安心して話せる場には、自然と対話が生まれます。
そして対話が生まれると、人は自分で考え、自分で進み始めます。
だからこそ私たちは、「正解を教える」よりも、「安心して考えられる場をつくる」ことを大切にしています。
これからの子育てナビゲーター養成コースについて
子育てナビゲーター養成コースでは、今後も、
- ファシリテーション研修
- カウンセリング演習
- 講座練習会
- 作業会
- ビジネス講座
などを通して、現場で活かせる実践的な学びを深めていきます。
子育て支援に関わりたい方はもちろん、職場や地域、コミュニティの中で、
「安心して話せる場をつくれる人になりたい」
そんな想いを持つ方にとっても、多くの学びがある時間となっています。
これからも日本子育てナビゲーター協会では、対話と安心を大切にした場づくりを広げてまいります。



