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親の自らの行いで教える子育て

後に近江聖人と呼ばれた中江藤樹は「今の人は口で言って、聞かせることを教えていると思っているので、幼いときの教えと言うものはない。と考えているが本当の教えとは、自らの行いのよって自然と人を変化させることであり、これを徳教という。」と書き、父母や周りの人々が子どもの悪い心を引き出さないように気をつけることが大切だと説います。
儒教の教えの中心は「孝」(親孝行・親を尊敬する。大切にする。との考え方)があったが、これも「親に孝あれば、子もまた孝なり」、「父母正し時、子孫孝慈なり」・・・子どもが自然に見習うものであって、あえて教えるものではなかった。
「養育往来」(1839年刊)には「心誠にこれを求むれば、あたらずといえども遠からず。子を養うことを学んでから嫁する者は未だ有らざるなり」これは、子育ての仕方を学んでから嫁に行く者はいないが、誠実に赤ん坊の求めるところを知ろうとすれば、はなはだしい見当ちがいはないという意味であります。
江戸時代を通して、親としての態度として求められたのは、子どもに対して常に誠実であることでした。


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