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幼児教育とは
幼児教育とは、子どもの発達段階を乳児期、幼児期、学童期に区分したその中の幼児期になされる教育をいい、子の健全育成を目指すものであります。幼児期は1歳未満から4歳までを幼児前期と4歳から6歳くらいまでを幼児後期に大別され幼児前期は家庭での母親のしつけ教育が中心となります。幼児後期は家庭の教育とともに幼稚園や保育園などの同年齢仲間たちの中で幼児教育の専門家による教育がなされます。
幼児教育の母親の役割
幼児教育には家庭での母親の役割は大変大きく特にしつけ教育が大きな課題であろうと思います。また、幼児教育で母親の養育態度の重要性は異論のないところでありますが、最近は働いている母親も多くなり、また、自分の時間を自分のために楽しもうとする傾向もあり、子どもとの接触を負担に感じている母親や幼児期についての正しい知識、態度を身に付けていない母親もおります。
さらに、父親にあっても育児に参加しない。仕事でできない。といった家庭もあることから家庭における幼児教育の役割の活性化が求められています。
核家族の問題点
注意したいのは、このような傾向は母親だけが努力不足だとか、もっと頑張らないといけない。といった問題に短絡的に結びつけるのではなく、これは一つに核家族制度のデメリットであるといった認識に立つことも必要ではないでしょうか。
戦前は大家族で母親の手の届かないところは、祖父母や同居する家族等が補っていたのであり、若い母親全ての人が完璧な養育知識や態度を身につけて結婚したわけではないのです。
若いご夫婦は、核家族の良い面ばかりを見ずに短所にも目を向け、それを意識した関係を構築していかなければなりません。
幼児教育の社会化
3歳くらいからは同年齢や年齢の近い子どもたちと幼稚園や保育園で遊ぶことは子どもの社会化の第一歩であります。この段階での教育は家庭や幼稚園、保育園では自分の身の回りのことを自分でできることや我慢することを等をとおして自律する自立の心と態度を育てることであります。また、遊びをとおして幅広く興味と関心をもてること。さらに仲間と仲良くできたり、喧嘩をしたり、危ない目にあったりしてさまざまな人間関係を体験する中で自己主張や、自己抑制、協調性や積極性等を学び望ましい社会性の基礎を形成することがこの時期の大切な課題であります。
ともすると親は、出来るだけ早く読み、書き、計算等の学力教育を望んだり、特定の技能、才能の早期教育を求めたりしますが、上記課題をクリアすることが大切であります。
働く母親の支援
共働きのご夫婦が増えており、子を持つ母親への支援として平成3年「育児休業法」が施行され父親、母親のいずれであっても生後1年間育児休業をとることができるようになった。また、小学校就学までの幼児のために労働時間を短縮することができるようになった。
これは、保育園の機能と事業主の努力が両輪となり、育児教育が充実することが大切であります。
なお、幼児期の教育課題をシカゴ大学教育学教授ハビガーストは次のように言っています。
- 1 歩行ができるようになる。
- 2 普通の食事ができるようになる。
- 3 話ができるようになる。
- 4 排泄がきちんとできるようになる。
- 5 性の違いを理解し、慎みを学ぶこと。
- 6 生理的安定すること。
- 7 社会や物事の単純な概念を形成すること。
- 8 家族と情緒的に結びつけること。
- 9 善悪を区別し、良心を発達させること。
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